棟方志功さんの作品群と特色

M&Y記念館2F展示釈迦十代弟子棟方志功作品群棟方志功略歴

1Fギャラリー中村隆茂彫書 齊木丘菫岡本裕と仲間 きりえの世界展写真家 岩合光昭立原位貫浮世絵版画作品展江口 進作品展棟方志功贋作展開館1周年春の特別展示| 「立原位貫 ギャラリートーク&実演」



津山をこよなく愛した棟方志功さん

▲棟方志功さん

▲棟方志功記念館

▲釈迦十大弟子 摩訶迦葉(しゃかじゅうだいでし まかかしょう)
1939(昭和14)年  板画
棟方の代表作である釈迦十大弟子の中の作品です。
この作品は裏彩色された珍しい作品です。彩色されていない同じ作品との比較をしてみてください。

▲茶韻十二ケ月 基督の柵(ちゃいんじゅうにかげつ きりすとのさく)
1956(昭和31)年  板画
裏千家の茶道雑誌「淡交」の企画で、茶道で用いる茶掛け用に制作した作品のなかの1柵です。
各月ごとに1柵づつあり、基督の柵は12月の作品です。

▲志功比奈

▲特別展示

▲特別展示

▲花鎮頌(はなしずめうた)
1954(昭和29)年  板画(レプリカ)
柳井道弘の第一詩集「花鎮頌」は昭和29年に棟方が主宰する日本芸業院より100部限定で出版されました。
手漉和紙、和綴りの贅沢な詩集で、巻頭の板画は棟方自身が一枚一枚摺りあげたものです。

▲蔵書票

▲志功豆本

▲流離抄板画巻 石仏の柵
(りゅうりしょうはんがかん せきぶつのさく)
1953(昭和28)年  板画
流離抄は、吉井勇の同名の歌集から24首と、これに棟方を歌ったもの7首を加えて、棟方が三十一文字にちなんで31首を作品にしたものです。
さまざまの羅漢の姿刻みたる石ことごとく秋風に鳴る

▲棟方志功・谷崎潤一郎著「歌々板画巻」

▲挿頭花板画集(かざしはんがしゅう)
1948(昭和23)年  板画
「挿頭花」とはかんざしのことです。昭和23年、富山県福光時代に俳句同人誌の依頼で石崎俊彦と組んで制作したものです。
全12作品とされていますが、当館展示の作品ではなぜか13作品となっています。

▲谷崎潤一郎著「鍵」(挿絵:棟方志功)

▲棟方志功・谷崎潤一郎著「歌々板画巻」

▲紅ネクタイの自画像(棟方志功全集(講談社)より)

▲棟方志功著作本及び挿絵制作本