津山の鉄道ミニガイド

津山扇形機関車庫トップ 津山鉄道ミニガイド 津山鉄道遺産1 津山鉄道遺産2 鉄道資産について 津山扇形機関車庫(機関庫)とDE50-1

津山扇形機関車庫
●1936(昭和11)年建設
●転車台は1930(昭和5)年建設
●日本で13箇所しか残っていない扇形機関庫の1つ。
日本で2番目の大きさ(梅小路=20線、津山=17線)の現役機関庫。・・・旭川機関庫=23線=は解体中。
●1996(平成8)年に津山市や「津山まちづくり市民会議」が中心となって市民から公募した、『津山百景』の一つにも選定される。
●2005(平成17)-2007(平成19)年にかけて津山町並保存研究会が実測調査を実施。図面等を冊子として完成させ、図書館、関係先に寄贈。
●現在、DE50-1、DD51-1187の2台のディーゼル機関車が保存されている。
●2007年秋からは、キハ58、キハ28の2両のディーゼルカー(みまさかスローライフ列車)が加わる。
●機関庫見学会も定期的に開催されるようになった。(開催日時、期間等は要確認。)
  ※岡山県教育委員会「岡山県の近代化遺産」選定。
  ※社団法人土木学会「日本の近代土木遺産-現存する重要な土木構造物2800選」選定。

▲DE50-1

▲DD51-1187

DE50-1
●1970(昭和45)年製造
●中央西線、伯備線で活躍ののち1986年廃車、2002/12月に津山に来る。
●日本でたった1台しか作られなかったディーゼル機関車。
●日本で最大最強のエンジンを積んだディーゼル機関車。
●2006年まではスクラップ候補の№1だった→津山機関庫での保存第1号車両に大変身。

DD51-1187
●1977(昭和52)年製造
●2007(平成19)/3月まで山陰線で特急「出雲」を引っ張っていたディーゼル機関車。
●2003(平成15)/10/5日には山陰線でお召し列車を牽引(DD51-1187、DD51-1186)。
●2007(平成19)/8月、廃車となり米子から津山機関庫に来る=津山機関庫での保存第2号車両。

急行「つやま」
●日本で一番新しく生まれた急行列車(1997/11月)
●日本で唯一昼間走っている急行列車(2007/7月~)
●日本で唯一のディーゼル車急行列車(2007/7月~)(トリプルワン)
●急行列車の定義を再構築できる絶好のチャンス。
●急行券は貴重な切符となってきている=津山線では買える!
●小学館「鉄子の旅」第4巻(25話)で登場
※JRの急行列車=「はまなす」「能登」「銀河」「きたぐに」「つやま」の5列車。因美線
●東津山・鳥取間(70.8km)を走るJR西日本の路線
●1928(昭和3)3/15日 - 因美南線 津山~美作加茂間(17.54km)が開業。
1931(昭和6)9/12日 - 因美南線 美作加茂~美作河井間 (7.3km) が延伸開業。
1932(昭和7)7/1日 - 智頭~美作河井間 (16.6km) が開業し、津山・鳥取間が全通。
●日本で一番最後までタブレット閉塞(安全運行の仕組み)での急行列車通過風景が見れた路線。
●因美線といえば「タブレット閉塞」、「急行「砂丘」号」、「寅さんの駅=美作滝尾」などが連想ゲームで必ず出てくる鉄道ファンには有名な路線=グッチやエルメス並みの「ブランド路線」。
※因美線の駅は「ブランド駅」として有名な駅が多い。

美作河井駅
●1931年(昭和6年)9月12日開業
現在も開業当時の駅舎がそのまま使われている木造駅。
●鉄道ファンにより「美作河井駅ノート」が置かれている駅。「美作河井駅クラブ」というホームページもある。
●急行「砂丘」号でのタブレットの受け渡しで鉄道ファンには有名な「ブランド駅」。(鉄道ピクトリアル誌2007年1月号の表紙も美作河井駅でのタブレット受け渡し風景となっている)
●横見浩彦さんがJR全4636駅下車達成をした駅(1995.10.29)=一番最後に降り立った駅
●「鉄子の旅」(菊池直恵著 小学館)第4巻(25話)で登場
●2007年4月28日、土に埋もれていた転車台を全国の鉄道ファン約40名で発掘。日本で一番古いタイプの転車台(40フィート型)=イギリス製=の大発見となった。

この形態の転車台は日本で3箇所にしかない(明治村、津軽中里、美作河井)。
この3つの中でも美作河井の転車台のみが唯一完全な形で残っている。

知和駅
●1931年(昭和6年)9月12日開業
現在も開業当時の駅舎がそのまま使われている木造駅。
●秘境駅ランキング111位(トリプルワン)(2007.8.30現在、「鉄子の旅」時点では131位=ランクアップ中!)
秘境駅ランキングには岡山県内では3つ(伯備線、因美線)、中国地方では17駅がランク入り。
●「もっと秘境駅へ行こう!」(牛山隆信著 小学館)
「秘境駅へ行こう!西日本編」(DVD ジェネオンエンターテイメント(株))
「鉄子の旅」(菊池直恵著 小学館)第4巻(25話)で登場
美作滝尾駅
●1928年(昭和3年)3月28日開業
●現在も開業当時の駅舎がそのまま使われている木造駅。
「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(第48作)ほ冒頭シーンに出てくる駅。
(世界最長シリーズ映画の一番最後の作品の一番最初のシーンに出てくる駅(トリプルワン)。)
●「鉄子の旅」(菊池直恵著 小学館)第4巻(25話)で登場
おまけ
みまさかスローライフ列車
●2007(平成19)4/28-5/6日に運転された臨時列車。
●国鉄時代の急行列車カラーの車両を使って運転(キハ58+キハ65)。
●途中停車駅での停車時間が長く、「スローライフ」を満喫できるような時刻設定が特徴。
●全国の鉄道ファンがその風景を撮るために集まり、沿線はカメラマンで一杯となった。
●因美線の持つ「ブランド力」を再認識させる企画となり、2007(平成19)11/9-11/11にも再度運転される。

2007.11.7エコネットワーク津山 松田信也

2008年 みまさかスローライフ列車

●急行「砂丘」記念館・・・津山の鉄道遺産をもっともっと詳しく知りたい方にはもってこいのおすすめページ。
http://www2.ocn.ne.jp/~tablet/index.html
●秘境駅へ行こう!・・・知和駅をはじめとする全国の秘境駅の紹介ページです。小学館文庫やDVDでも楽しめます。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/
●美作河井駅クラブ・・・美作河井駅に置かれているノートの管理人「鉄人キハ120号」さんのページ。
http://kawai1999.fc2web.com/
●なべのさかやき・・・美作河井の転車台発掘のきっかけとなったページ。津山機関庫も紹介されています。
http://www.h6.dion.ne.jp/~kumapooh/zakki/