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 ●地震体験ルポ

本日の体験のメインイベント!
地震体験の時間がやってきました。
 

さて、体験のスタートです。
 

まず、案内人の大西さんから質問がありました。
「あなたは地震が起きたらまず、何をしますか?」
「ガスを止める!」「ドアを開ける!」
 
 
「自分の身を守る!!!!」
そう、私たちは一番大切な事を忘れていたのです(´ε`)ゞ
ここで一句「わすれるな まずは自分を 守ること」 
 
【地震の時のポイント】
自分が生きていなければ、消火もできない。
地震が起きた時にはまず、ガスを止める、ドアを開けるなどと言われていましたが、阪神大震災以降、身の安全の確保を第一に提唱しているそうです。
地震は約1分間!
ガスも、ドアも地震がおさまってからでよい!
たった1分!座布団などで頭を守り、自分の身の安全を確保すること!

第1陣の4名が「震度3」を体感。
 
経験したことのある震度なのに、みんなビクビク...。
本当の地震では身の安全が一番ですが、今日は訓練なので
1)ガスと給湯器を止め、ドアを開ける。
2)頭を守り、机の下へ。
3)机の足をしっかりと掴むこと。
 

ぐ〜らぐらぐら!
 
 
なんとかガスを止め、ドアを開け、机の下へ。
しかし、やっぱりかわら〜ず...。
ひとり、机の下を占領するものあらわル!!
 
 
 
約2名、机の下に一切入れず...。
 
【体験後の報告】
この時点ではわかっていれば、対応可能。
棚から物が落ちるということも、ほとんどなさそう。

第2陣の4名が「震度5・6」を体感。
 
ここからは未体験ゾーン。
いつ来るかとみんなちょっぴり不安そう。
 
 
くらぐら、ががが〜!
 
 
震度5とはこんなに揺れるものなのかと外で見学する方が
ビビってしまいます。
しかし、第2陣はなかなかしっかりしています。
机にも均等に入っている様子です。
みなさんもこの様子を参考にしてください。
 
【体験後の報告】
わかっていても、揺れが大きすぎて
ガスのところまで行くのが大変。
食器棚の中がぐちゃぐちゃになり、
鍋がずれています。
しっかりと机の足を掴まないといけません。

第2陣の4名が「震度7」を体感。
 
震度5の揺れを見ていたメンバーは、あれ以上の揺れを想像できず、パニック。揺れてもないのに、パーカーのフードをかぶろうとする者まで!
どど〜ん!が〜ん!がっしゃ〜ん!!!
★震度7のつづきは動画でご覧下さい。
 
 
 
※この動画はFLASHで制作しています。
 ご覧になれない方はこちらからダウンロードしてください。
 
動画をご覧になった方、びっくりされたことと思います。
震度7の揺れはハンパではありません。
まさに、この揺れが阪神淡路大震災の被害を呼んだのです。
決して他人事ではありません。
もしものために、準備しておきましょう!
 
【体験後の報告】
震度7の揺れは、何が起こっているかわからなくなるのではないでしょうか?
私たちはあらかじめわかっているので、掴まりながらなんとかガスを止めることはできました。
しかし、予期できない揺れの中でガスを止めたり、ドアを開けに行ったりする余裕など
持つことは不可能に近いと感じました。
震度7では立っていることはもちろん、座ることすらままならないのです。
体験スペースはあまりものは置かれていないので、危険はありません。
しかし、鍋は飛び、食器棚の中はぐちゃぐちゃ。
つっぱり棒がなければ確実に倒れていたことでしょう。
 
★地震体験をして...
実際に家にいる時に震度7の地震がおこれば、確実に棚の上のものとともに棚の中身や、棚自体までもが倒れかかってきます。
震度7の揺れなら木造の古い家はつぶれるでしょう。
実際体験してみて感じたことは、
●棚の上に物を置かない。
●突っ張り棒が必要
●戸棚に開き防止の
 留め金をつける
●必ず頭を守ること
●むやみに動かない
 
★もし地震が起こったら?
1.身近なもので頭を守る
まずは身近なもので頭を守ってください。地震は1分と言われています。その間、何とか自分の身を守ること!

2.すばやい消火/火の始末
●ガスの元栓を閉める
●電気器具はスイッチを切る

初期消火は3〜5分と言われています。身の安全が、第一ですが、次はすかさず消火です。

3.落下物に注意
●あわてて外に飛び出さない
ガラス等の落下物の危険があります。
地震がおさまるのを待って、次の行動に移りましょう。

4.正しい行動、確かな行動
●デマに惑わされず、
 正しい情報で行動しよう

テレビ、ラジオ、消防署、役所などから情報を得て行動しましょう。
デマや噂にながされないことが大切です。
 
阪神・淡路大震災で被災した人が
「ああしておけばよかった」
と感じたこと
●水の溜めおき
●寝室の落下物、転倒物防止
●高いところに物を置かない
●家具の固定
●扉に留め金
 
阪神・淡路大震災で被災した人が
「役にたった」
と感じたもの
●懐中電灯・電池
●ラジオ
●食料品(カップラーメン等)
●軍手
●ウエットティッシュ
●トイレットペーパー
●ビニール袋
●現金・小銭
 
★チェックリスト
「あなたの家は大丈夫?」
非常用持ち出し用品はそろえてありますか?
救急用品はそろえてありますか?
風呂の水は溜めおきして
ありますか?
初期消火の仕方を
しっていますか?
消火器具の場所と使い方を
知っていますか?
ケガをした場合の応急処置の
仕方を知っていますか?
地域の防災訓練に
参加していますか?
隣近所とのコミュニケーションはとれていますか?
各部屋の家具は固定して
ありますか?
窓ガラスや額などにガラス飛散防止をしていますか?
火気・消火器具の安全点検はしていますか?
過去にどのような地震があったか知っていますか?
家の構造は安全ですか?
非常出入口は2ケ所以上確保してありますか?
2階以上の部屋には、
非常用のはしご・ロープ・
手袋がありますか?
  実際に避難場所まで歩いたことがありますか?
  自宅・会社・学校の近くの公衆電話・救急病院・消火栓の場所をしっていますか?
  家族で避難場所について話し合っていますか?
あなたはいくつ出来ていましたか?
 
普段から
「もしも」に備えを!!
★非常持ち出し袋に
     入れておくもの

・非常食 ・缶きり ・軍手
・飲料水 ・現金、小銭
・救急用品 ・雨具
・ビニール袋 ・タオル
・懐中電灯、電池
・マッチ、ライター
・携帯ラジオ、電池
・ラップ、アルミホイル
・ポケットティッシュ、
  ウエットティッシュ
・予備のメガネ、補聴器、入れ歯
・健康保険証のコピーなど

★枕元に置いておくもの
・懐中電灯 ・携帯ラジオ
・ホイッスル ・運動靴
あなたはいくつ揃えていますか?