苫田ダムと苫田鞍部ダム
2016年6月18日に鏡野方面に行き苫田ダムを含む周辺をドライブしてきました。苫田ダムは、洪水調節、流水機能維持、かんがい用水、上水道用水、工業用水、発電を行うための多目的ダムです。(長さ225m、高さ74m)苫田ダム管理所ではダム展示室やダム内部の見学室に毎日自由に(8:30~17:00)入る事ができます。普段は入れないダムの一番奥まで見る事が出来るツアーや見学会の申し込みも出来るそうです。また、苫田鞍部ダムもあることを知りました。
奥津湖は、苫田ダムの完成により誕生した壮大な湖で、 自然と調和した美しさは、訪れる人に安らぎと感動を与えてくれます。
苫田ダム 苫田ダム下流
苫田大橋は、左岸と右岸の連絡道にもなっています。
苫田鞍部ダム
苫田ダムの東側上流約300mの地形は、馬の背のように低くなっていたため、ダムの満水時には水が溢れることになります。このため、馬の背(鞍部)に高さ25mのロックフィルダムを造って、水を貯めることにしました。
苫田鞍部ダムの説明
ロックフィルダムは、石や土を積み上げて造るため、水を通しやすくなります。このため、ダム中央部には「コア」と言って、細かい粒子の土を使用して遮水し、外側に行くほど粗めの土や石を使っています。
苫田鞍部ダムは、遮水材としての「コア」が求めにくいことと、工事期間の短縮や経済性等から、コンクリートで湖側の表面を遮水するCFRD(コンクリート・フェイシング・ロックフィルダム)として、建設されました。
「表面遮水コンクリート」の施工状況
コンクリートは、「スリップフォーム」(幅15m)と呼ばれる移動型枠を、スライドさせながら連続打設する方法で施行しました。 実際の施工で使用された機械を、対岸に展示しています。(文:案内板より)
苫田鞍部ダム
近くの公園で咲いていたスイレンの花
2016.11.12ライトアップ
苫田ダムでは
・展示室やダムの中も地下2階見学室までは、土日祝日を含む毎日8時30分から17時00分まで自由に入っていただけます。
・団体であれば、見学会を申し込む事が出来、普段は入れないダム内の洪水用ゲートや一番底まで見る事が出来る事が出来ます。
またそのツアーもございます。
〒708-0433 岡山県苫田郡鏡野町久田下原1592-4
国土交通省 中国地方整備局
苫田ダム管理所 tel:0868-52-2151