徳守祭 だんじり 衣装展 ~城西浪漫館~
もうすぐ待ちに待った津山まつりですね!
そんな、ソワソワした気分をもっと盛り上げてくれる催し「徳守祭 だんじり 衣装展」が津山市田町の城西浪漫館で10月23日(水)まで開催中です。津山総鎮守 徳守神社の氏子町内のご協力により、各町内からお借りした大切な半纏や着流しが展示されています。
こんなにたくさんの半纏をじっくりと近くでみることがなかったので、半纏や帯のデザイン、生地などそれぞれの町内で全く違い個性豊かなことに初めて気付かされました。
展示会場は大正ロマン溢れる「城西浪漫館」の2階です。
では、会場に入ってみましょう (^_^)/
各町内のだんじりの写真とともに半纏が飾られています。
左から順に、伏見町、西松原、小性町、河原町。そして、京町、西今町(歴代3着)です。
こうやって見ると、長さも違いますね。
西今町は歴代3着展示されており、一番奥の水色の半纏はなんと、60年以上前のもので後ろの鰕の紋は手縫いで縫い付けられていて祭りへの思いが伝わってくるようです。
京町の半纏は少し変わった感じの生地でしたが、こうやって近くで細部まで拝見させていただいて初めてわかることです。
各町内の威勢のいいだんじりの練りの様子や、シャンシャンと鈴を鳴らす日本三大神輿 徳守神社大神輿の映像が流れています。
この映像と半纏を見ていると、もう気分はすっかり、お祭りに飛んで行ってしまいます(笑)
映像はスタジオトリトンの直本さんからお借りしたものでとっても素晴らしい映像になっていて、私もすっかり見入ってしまいました (*´∀`)
そして、次のお部屋に入ると...二階町と南新座の半纏です。
どちらも袖口はそろばん柄ですが、二階町は半纏全体に柄を入れた総柄、南新座は襟字と背中の大紋部分の文字が刺繍という贅沢な作りになっています!!Σ(゚Д゚)
福渡町は伝統的な着流しです。
津山だんじりは元々は女性の浴衣を、男性が着て化粧をして曳いていたのだそうです。しかし、今ではほとんどが半纏になっており、福渡町は津山だんじりの伝統を守っている町内だということですね。
この展示会場は最も景色のよい特等席ですね~+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+.
写真では逆光で見えませんが、この窓の先にはお城山。
そう...鶴山公園があるのです!!素敵な眺めですよ~ヽ(=´▽`=)ノ
窓も大正時代のガラスで、現在ではもう作ることのできない貴重なガラスだそうです。
安岡町と茅町も伝統的な着流しです。
安岡町は今回新しく半纏も新調されていてとっても粋ですね!!
そして、橙の半纏が新魚町、その向かって右が茅町の着流しと半纏です。
気になったのが、安岡町の龍の帯☆彡
かっこいいじゃないですか!!!
細部までこだわられていますね(*^_^*)
茅町の白い半纏は、なんとあの岸和田仕様だそうで、丈が短いのだそうです。帯のデザインもモダンでシャレています。
でも、よく見ると新魚町の方が丈が短いですね...。さて、トリは徳守神社のお膝元である宮脇町です。津山だんじり最古と言われる簾珠臺の写真と提灯とともに飾られています。
取材の際に、半纏にとても詳しい「徳守祭りだんじり若頭会」の池田康政さんがいらしており、生地のことや仕立てのこと、柄のことなど色々と説明をしてくださいました。
↑池田康政さん
展示会場で池田さんにお会いできたらとってもラッキー☆彡
詳しい説明を聞くことができるので、また違う角度から半纏の魅力を再発見できますよ(*^_^*)
さて、半纏見学の後は1階に降りてカフェタイムです!
浪漫館のカフェはとってもオシャレで落ち着いた雰囲気 (人´∀`).☆.。.:*・゚
窓際の席でコーヒーをいただきながらゆっくり読書をするのにもってこいです。
細部にまで施されたアールヌーボー調の模様がとても贅沢です。
ランチなどももちろんありますが、本日私がいただいたのは「榕菴コーヒースムージー」!!
コーヒーの香りをしっかり残しながらも、あっさりと爽やかなスムージーです♡
江戸時代にコーヒーが日本で初めて宇田川榕菴によって作られたのが津山だと言われています。
その当時の方法で淹れられたコーヒーをスムージーにしたものです。伝統の半纏でお祭り気分を存分に味わった後は、素敵なカフェタイムをお過ごしください(*^_^*)