ご存知の方も多いとは思いますが、平成24年11月19日市長定例記者会見にて、美作国建国1300年記念事業として「津山城跡の天守台に発泡スチロールや合板などを使って模擬天守を作る」事業が発表されました。

津山城ってのは思ったよりも大きいお城でして、加藤清正の熊本城、細川忠興の小倉城、加藤嘉明らの伊予松山城、池田輝正の姫路城、藤堂高虎の伊賀上野城、伊達政宗の仙台城など日本を代表する城がありますが、津山城もそれらの城と匹敵する規模と言われています。


津山城って?
津山城を築城した森忠政は信州川中島の海津城から慶長8年(1603)に美作国1円18万6500石を与えられ、美作に入封しました。そして翌慶長9年(1604)に津山城築城を開始したのです。津山城の築城は元和2年(1616)まで続くのですが、これは元和元年の武家諸法度の公布により築城を終了し、一応津山城の「完成」としたものと思われます。(津山城百聞録より抜粋)

その津山城の天守閣が復元となれば、ちょっとした事件です。
ただ、発泡スチロールの模擬天守閣と言われてもちょっとピンとこないのではないでしょうか。実は、2004年に実例がありまして、奈良県大和郡山市市制50周年記念の事業として、発砲スチロールの郡山城の模擬天守閣が創られています。この天守閣が参考になるのではないかと思います。まずは下記写真(郡山城模擬天守閣)を見てください。


どうでしょう?かなり本格的です。発砲スチロールといえども、遠目からは本物と区別つかない感じです。津山にも期間限定とはいえ、本格的な模擬天守閣がお目見えすることになります。津山城天守閣がある津山の風景ってのはどんな感じなのでしょうか、今から楽しみです。

参考:写真のご提供 フジカット有限会社(http://fujicut.co.jp/yamato%20ko-riyamajyou%2004.htm)

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