徳守神社の大神輿(おおみこし)
この看板は徳守神社の"大神輿"の保管庫の前にかけられているもの。 おおよその内容をまとめてみるとこうなります。
■"津山市重要有形民俗文化財"である。 ■大きさは170cm×210cm×280cm(タテ×ヨコ×高サ)である。 ■初代は寛文4年(1664)製、現在のものは2代目、文化6年(1809)製である。 ■初代は"黒塗り"、現在の物は"金塗り"である。 ■"日本三大みこし"といわれている。 ■140人で神輿をかつぎ、行列の長さは500mになる。
確かに、本文11列目「その大きさと美麗さから日本三大みこしの一つといわれ・・・・」と記されている。その根拠は何なのか?真実なのか? それについて宮司さんがこっそり教えてくれました。 宮司さんの語る「日本三大」の真実
"日本三大みこし"と言っても、それを証明できるものがあるわけではありません。昔から、「これだけの大きさの神輿(みこし)はよそで見た事が無い。これだけ大きなものなら少なくとも日本で3つの中には入るだろう。」そう言われています。
最近「こちらのみこしは「日本三大みこし」らしいですね。でもウチの(みこしの)方が大きいですよ。その辺はっきりさせたいんで、見に来ました。」
そういった県外の神社の方が、時々お見えになられます。 大抵はあっさり負けをみとめて帰られるのですが、昨年こられた高山(岐阜県)の神社の方がこう言われたんです。
「う〜んどうかな?実際かついだとこ見てみないと・・・ここで見るかぎり、五分かな?」そこで実際にかつでいるところを見てもらう為に秋祭りへ招待しました。
そして秋祭り、実際担いだみこしを見てこう言われました。 「参りました。こうして見るとはっきり分かります。いやぁ大きいですね」
こうしてウチの方が大きい事が証明されました。 オラがみこしが日本一
さらに宮司さんはこんな話もしてくださいました。
兵庫県の神社にはウチのより大きな神輿(みこし)が存在します。しかしそれは、現在展示品として扱われ、実際に担ぐ事は無い。実際にかついで、祭りで使っている神輿でウチのより大きな神輿は今のところ見た事も聞いた事無いですね。
実に頼もしいお言葉です。 ひょっとすると、"日本三大みこし"ではなく"日本一みこし"なのかもしれない・・・ そんな期待をさせてくれる宮司さんのお話でした。
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