津山市内で信号待ちをしていると、道ぞいの家の敷地内で一人遊んでいた女の子が、妙にこちらを凝視してくるので、なんじゃろう…とどきどきしながら手をふってみたら、恥ずかしそうに手を振り替えしてきてくれてとても嬉しかったです。かわいらしかった。
そういえば、この女の子くらいの時に一人で遊ぶといえば、家で広告やカレンダーの裏を使って絵を描いたりしていましたが、描いては祖父母や父母にみせ、たいしてうまくもないんだけど、そこで「じょうずじゃなあ〜!」とひとこと誉められると、嬉しくてたまらなくて調子に乗ってまた描く。そのくり返しで現在に至っていたりなんかするのがおそろしい…。
絵やイラストに興味を持ちはじめたきっかけも、家族や学校の先生が言ってくれる「じょうずじゃなあ〜!」の言葉だったなあと思い出しました。今思えばお世辞というやつだったのかもしれませんが…
子供の描く絵はとても面白くて好きです。私的には好きな画家や作家と並びます。画集があれば欲しい程。大人になるとあれこれ考えていらんもんまで付け加えてしまうけど、子供は感情そのままに思うように描きますよね。あれは大人になるとなっかなかできない事で、発想(形や色など)も大人よりものすごかったりします。
いつぞやみたテレビで、母親が教育の為に子供に絵を教えているのですけど、子供が描く絵をそうじゃない!こうでしょ!と叱っているのです。
私は子供を持っていないので教育の事を言える立場ではありませんが、元1子供だった目からみると、めちゃくちゃでへたっぴな絵でも誉められた方が夢中になってたなあと思います。次誉められるようにどう描こうかなとか、どんなびっくりするような絵を描いてやろうかなとか、そっくりに描くと喜んでもらえるんだと気付いてみたり、それでみせてびっくりしてくれたり、笑ってくれたり、喜んでくれると、お菓子をもらえるよりずっと嬉しいんです。
私の親たちも、紙と鉛筆もたしときゃあおとなしゅうしとるけん と放牧させとったのでしょうが、頻繁に絵を見せられる度感想を言わなければならなかったのでうんざりしていたとも思います。(笑)それでも否定的な言葉はなかったのが、今に繋がっているのかもしれません。そこらへん感謝しなければいけませんわい… (--;)
もし小さなお子さんが絵に興味を持ったら、どんな絵でもまず誉めてあげてほしいなあと思います。