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らむの備忘録

2006年9月25日(月) 15:24

CentOSでAppleTalkServerを動かしてみる

Sambaに引き続きMacのファイル共有プロトコルであるAppleTalkのサーバを導入します。
これにより、MacとWindows(及びLinux)でファイルの共有、相互乗り入れを実現できます。

・netatalk
AppleTalkサーバとして知られているのがnetatalkです。
Sambaみたいなもんです(たぶん。)

・入手
公式で入手できるものは、日本語の扱いが怪しいそうです。
その場合はソースコードにパッチを適用するのですが、今回は適用済みのRPMパッケージを利用します。
Netatalk&Samba RPM配布所から、netatalk及び、openslpのSPRMをダウンロードします。
できたら、/usr/src/redhat/SRPMS/などに置き、rpmbuildでリビルドし、バイナリRPMをつくります。
※openslpからですヨ
できたら、rpm -Uvhなどとして通常のRPMとしてインストールすればOK
途中パッケージが足りん!と怒られたら必要に応じてyumでインストールしてください。

・設定
上記のRPMからインストールした場合、設定ファイルは/etc/atalk/に置かれます。
ソースからインストールした場合は、/etc/netatalk/や、/usr/local/etc/netatalk/になるようです。

afpd.confに以下を追記
- -uamlist uams_clrtxt.so,uams_dhx.so -savepassword -maccodepage MAC_JAPANESE -unixcodepage UTF8


netatalk.confを編集
atalkdデーモンを使うと、AppleTalkで動作し、セレクタからアクセスできますが、動作がやたら遅いそうなので、ここでは利用しません。(かわりにTCPで動作させます。そっちのが高速。)
ATALKD_RUN=yes
↓変更
ATALKD_RUN=no

適切な文字コードを指定します
ATALK_MAC_CHARSET='MAC_ROMAN'
ATALK_UNIX_CHARSET='LOCALE'
↓変更
ATALK_MAC_CHARSET='MAC_JAPANESE'
ATALK_UNIX_CHARSET='UTF8


atalkd.conf
ネットワークデバイスが複数ある場合は明示的に指定します。
eth1

AppleVolumes.default
末尾で共有ディレクトリを指定する
デフォルトの~はログインユーザのホームディレクトリということ。
ここでは、/dataとした。
※適切なパーミッションに設定してちょ
/data "Data Folder"

・ユーザの作成
/usr/sbin/useradd ユーザ名
passwd ユーザ名

・システム起動
/etc/init.d/atalk start

・ファイヤーウォール
iptablesをつかっているなら、ポートを開けておく
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m udp -p udp --dport 548 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 548 -j ACCEPT

written by lam [CentOS4.4] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(5)] [TB(0)]

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Comments

『タイトルなし』

はじめまして。お世話になります。
上記の記事を参考にnetatalkをインストールさせていただいておりますが、
途中netatalkのrpmインストール段階で、
rpm -Uvh /usr/src/redhat/RPMS/i686/netatalk-2.1.0-0.1.21.dev.i686.rpm
エラー: Failed dependencies:
/usr/local/bin/perl is needed by netatalk-2.1.0-0.1.21.dev.i686
と成ってしまい止まってしまいます。
perlは/usr/bin/と/usr/local/bin/と両方通るように成ってるんですけどね。。。
rpmbuildの--with部分に何かを記載すれば良いんですかね?
この返信をご確認いただいたときで良いので、ご回答いただけませんでしょうか。
宜しくお願いいたします。
こちらの環境は、
CentOS4.4で、openslpのインストールまでは終わってます。

written by 歩燻

『先ほどは、タイトル忘れちゃいました。』

たびたび、恐れ入ります。

先ほど記載した部分は自己解決(?)いたしましたので、ご報告です。

rpmのインストール時に--nodepsを付けてインストールしてみたところ、無事にインストールでき、/etc/rc.d/init.d/atalk startでスタートしてもエラーを出してこなかったので、良しかな。と。
※あんまり--nodepsは付けない方が良いと思っていたので、かなり不安は残るんですが。。。。

兎に角、参考に成りましたありがとうございます。

written by 歩燻

『それはなにより』

ちょっと怖いですけど動いたみたいで何より。

written by lam

『今更コメント書いても遅いでしょうが』

perlのpathを両方通しているから混乱してるんでしょう。
おそらく、/usr/bin/はRPMで入れたやつで、/usr/local/bin/は自分でソースから入れたか、シンボリックリンクしてるのだと思います。
で、更に/usr/local/bin/の方を先に通してるんじゃないでしょうか。
インストール時だけ/usr/local/bin/のpathを抜くか、一時的に/usr/local/bin/perlをリネームしておくとうまくいくと思います。

written by HAT

『うーん』

なるほど・・・

written by lam

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