Sambaに引き続きMacのファイル共有プロトコルであるAppleTalkのサーバを導入します。
これにより、MacとWindows(及びLinux)でファイルの共有、相互乗り入れを実現できます。
・netatalk
AppleTalkサーバとして知られているのがnetatalkです。
Sambaみたいなもんです(たぶん。)
・入手
公式で入手できるものは、日本語の扱いが怪しいそうです。
その場合はソースコードにパッチを適用するのですが、今回は適用済みのRPMパッケージを利用します。
Netatalk&Samba RPM配布所から、netatalk及び、openslpのSPRMをダウンロードします。
できたら、/usr/src/redhat/SRPMS/などに置き、rpmbuildでリビルドし、バイナリRPMをつくります。
※openslpからですヨ
できたら、rpm -Uvhなどとして通常のRPMとしてインストールすればOK
途中パッケージが足りん!と怒られたら必要に応じてyumでインストールしてください。
・設定
上記のRPMからインストールした場合、設定ファイルは/etc/atalk/に置かれます。
ソースからインストールした場合は、/etc/netatalk/や、/usr/local/etc/netatalk/になるようです。
afpd.confに以下を追記
- -uamlist uams_clrtxt.so,uams_dhx.so -savepassword -maccodepage MAC_JAPANESE -unixcodepage UTF8
netatalk.confを編集
atalkdデーモンを使うと、AppleTalkで動作し、セレクタからアクセスできますが、動作がやたら遅いそうなので、ここでは利用しません。(かわりにTCPで動作させます。そっちのが高速。)
ATALKD_RUN=yes
↓変更
ATALKD_RUN=no
適切な文字コードを指定します
ATALK_MAC_CHARSET='MAC_ROMAN'
ATALK_UNIX_CHARSET='LOCALE'
↓変更
ATALK_MAC_CHARSET='MAC_JAPANESE'
ATALK_UNIX_CHARSET='UTF8
atalkd.conf
ネットワークデバイスが複数ある場合は明示的に指定します。
eth1
AppleVolumes.default
末尾で共有ディレクトリを指定する
デフォルトの~はログインユーザのホームディレクトリということ。
ここでは、/dataとした。
※適切なパーミッションに設定してちょ
/data "Data Folder"
・ユーザの作成
/usr/sbin/useradd ユーザ名
passwd ユーザ名
・システム起動
/etc/init.d/atalk start
・ファイヤーウォール
iptablesをつかっているなら、ポートを開けておく
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m udp -p udp --dport 548 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 548 -j ACCEPT